2026年8月13日 Satoshi Onodera

ニューヨーク・One57(ワン57)の価格と間取り。ビリオネアズロウの先駆けとなった超高級コンドミニアム

マンハッタンのセントラルパーク南側、57丁目沿いには超高級コンドミニアムが立ち並び、ビリオネアズロウ(億万長者通り)と呼ばれています。

その先駆けとなった建物がOne57です。2014年の竣工当時はニューヨークで最も高い住宅として注目を集め、およそ1億ドル(約155億円、2026年8月現在、1ドル=155円換算)でのペントハウス成約は市場の歴史に残る取引となりました。

 

当社はニューヨーク現地で購入のご支援を行う中で、この57丁目エリアの物件を数多くご案内してまいりました。

本日は、One57の建物としての特徴、価格帯、そして購入と賃貸の実務について見ていきましょう。

 

1. One57とはどのような建物か

ニューヨークのOne57の外観

One57は、ミッドタウンの57丁目に立つ地上75階建て、高さ約306メートルの超高層コンドミニアムです。デベロッパーはニューヨークのエクステル・デベロップメント社で、後に世界一高い住宅ビルとなるセントラルパークタワーを手がけたのと同じ会社です。

設計はプリツカー賞受賞建築家のクリスチャン・ド・ポルザンパルク氏です。青のグラデーションが入ったガラスファサードと、頂部の曲面が特徴で、竣工から10年を経た今もひと目でそれと分かる外観です。

 

建物の下層部にはパークハイアットのニューヨーク旗艦ホテルが入り、その上層が約90戸の分譲住戸という構成になっています。

この構成のおかげで、居住者はルームサービスやハウスキーピングなどホテルのサービスを自宅で利用できます。ホテルコンドミニアムに近い住み心地は、ニューヨークに常住しない海外オーナーにとって大きな利点です。

 

2. 間取りと住戸構成

ニューヨークのOne57の住戸と共用部

住戸は1ベッドルームから6ベッドルーム級のフルフロア住戸まで幅広く、上層階へ行くほど1フロアあたりの住戸数が減っていきます。

最大の魅力は、セントラルパークを真正面から見下ろす眺望です。公園の南端に近く、高層階からは公園全体がまっすぐ視界に入ります。この「パークを正面に見る」立地は57丁目でも限られており、One57の価格を支える最大の要素となっています。

 

共用施設としては、屋内プール、フィットネス、スクリーニングルーム、ペットウォッシュなどが揃います。ホテル併設のため、飲食やスパはパークハイアット側の施設も利用できます。

間取り図や現在の売出し状況はStreetEasyで確認できますが、水面下で動く住戸も少なくありません。

 

3. 価格帯と売買動向

ニューヨークのOne57の住戸と共用部

それでは、One57の価格感を整理します。以下は当社が市場データからまとめた目安です。

 

項目 目安
竣工年 2014年
階数・高さ 75階・約306メートル
住戸数 約90戸(下層はパークハイアット)
売買価格帯 数百万ドル台〜数千万ドル台
過去の代表的成約 ペントハウス約1億ドル(2014年当時の市場記録)

※上記は、One57の基本情報と価格レンジの目安をまとめたものです。個別住戸の価格は階数・方角・状態で大きく異なります。

 

ビリオネアズロウの先行物件であるOne57のリセール価格は、竣工直後の高値からは調整が入りました。後発のセントラルパークタワーや周辺の新築と比較され、分譲時より値ごろ感のある水準で取引される住戸が見られます。

見方を変えれば、竣工から10年が経ち市場価格がこなれた今は、このクラスの建物に参入するタイミングとしては検討しやすい局面です。眺望と管理状態が良い住戸は底堅く、パーク正面の希少性は今後も変わりません。

 

4. 購入・賃貸の実務

ニューヨークのOne57の住戸と共用部

One57はコンドミニアムのため、コープのような理事会の入居審査はなく、外国籍・非居住のままでも購入が可能です。法人(LLC)名義での保有も一般的で、海外投資家の保有比率が高い建物として知られています。

賃貸に出すことも可能で、高層階の眺望住戸はニューヨークでも最高水準の賃料レンジとなります。購入後に使わない期間を賃貸で運用する形も選べます。

 

一方で、この価格帯では管理費と固定資産税だけで月数千ドルから数万ドル規模になります。維持費を含めた収支の確認は必須です。費用の詳細は、ご相談の際にお客様のご条件に合わせて個別にご提示いたします。

購入手順の全体像はニューヨーク不動産の購入ガイドを、税金はアメリカ不動産の税金ガイドをご参照ください。

 

現在売りに出ている住戸(2026-08-16時点)

住戸 広さ ベッドルーム 売出価格
52B 5,475sqft(約509平米) 5 22,500,000ドル(約34.9億円)
38F 2,416sqft(約224平米) 3 7,995,000ドル(約12.4億円)
50B 2,009sqft(約187平米) 2 6,000,000ドル(約9.3億円)
45B 2,009sqft(約187平米) 2 5,690,000ドル(約8.8億円)
32D 1,021sqft(約95平米) 1 3,850,000ドル(約6.0億円)
53B 5,475sqft(約509平米) 5 170,000ドル(約0.3億円)

出典はCityRealtyのOne57の建物ページです。売出しは日々入れ替わりますので、最新の在庫と実際に入れる価格は個別にお調べします。非公開で動いている住戸もあります。

まとめ

ニューヨークのOne57の住戸と共用部

One57は、ビリオネアズロウという市場そのものを生み出した記念碑的な建物です。パーク正面の眺望とホテルサービスという実利があり、価格がこなれた現在はリセールの検討価値が高まっています。

同じ57丁目のセントラルパークタワーとあわせてご覧いただくと、エリアの相場観がつかめるはずです。

 

非公開物件を含む個別のご案内も承っております。

TRACK RECORD

実際にご支援した取引と、お客様の声

記事の内容がご自身のケースに当てはまるかどうかは、実際の事例をご覧いただくのが早いと思います。

 

所在地

157 West 57th Street, New York, NY 10019。位置はGoogleマップでご確認いただけます。

BUILDINGSニューヨークの主な建物。名義と税務の観点から(84件)

ビリオネアズロウと57丁目

セントラルパーク西の戦前建築

パークアベニューとイーストサイド

アッパーウエストとグラマシー

ダウンタウンとトライベッカ

ハイライン・ハドソンヤーズ

ブルックリンとクイーンズ

比較の全体像はビリオネアズロウ主要タワーの比較をご覧ください。

購入の実務ガイド

ニューヨーク以外の都市も含めて検討される場合はアメリカで家を買う都市の比較記事を、東京の物件と比べたい場合はニューヨークと東京の不動産の比較記事をご覧ください。

よくある質問

One57はどのような特徴を持つ建物ですか。

One57はミッドタウン57丁目に立つ地上75階建てで高さ約306メートルの超高層コンドミニアムです。青のグラデーションガラスファサードと頂部の曲面が特徴で、下層にパークハイアットが入り、居住者はルームサービスやハウスキーピングなどのホテルサービスを利用できる構成になっています。

One57の住戸はどのような眺望を誇りますか。

最大の魅力はセントラルパークを真正面から見下ろす眺望です。公園南端に近く高層階からは公園全体が視界に入り、このパーク正面を見る立地は57丁目でも限られており、One57の価格を支える最大の要素となっています。

One57の売買価格はどの程度の範囲ですか。

売買価格帯は数百万ドル台から数千万ドル台です。過去の代表的な成約として2014年当時のペントハウスがおよそ1億ドルで取引され、これは市場の歴史に残る記録となりました。個別住戸の価格は階数や方角、状態で大きく異なります。

外国籍の人がOne57を購入することは可能ですか。

One57はコンドミニアムのためコープのような理事会の入居審査はなく、外国籍や非居住のままでも購入が可能です。法人名義での保有も一般的で、海外投資家の保有比率が高い建物として知られています。賃貸に出すことも可能です。

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本ページの相場、利回り、所要時間などの数値は、一般に公開されているデータや当社の取引経験にもとづく目安です。物件、時期、条件によって実際とは異なる場合があり、当社が正確性および最新性を保証するものではありません。犯罪発生状況はニューヨーク市警などの公的機関が地区ごとの統計を公開しているため、そちらの数字をご確認ください。当社は入居者や購入者の国籍、人種、出身、宗教、家族構成によって物件やエリアをお勧めすることはいたしません。本ページの内容は情報提供のみを目的としており、投資勧誘や税務助言には当たりません。