Buying Guide

ニューヨーク不動産の買い方
完全ガイド

オファーからクロージングまで、ニューヨークの購入プロセスは日本と大きく異なります。ニューヨークで日本のお客様の赴任・移住・住まい探しをご支援してきた立場から、12のステップと費用のすべてを解説します。

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812週間
契約〜クロージング(ローン利用時)
10%
契約時の手付金(商習慣)
目安25%
購入時の諸費用
0円のことも
買い手側の仲介手数料

数値は一般的な目安です。物件・条件により異なります。最新の個別条件は無料相談でご確認ください。

Process

購入の流れ 12ステップ

現金購入なら最短6週間程度、ローン利用で8〜12週間が標準的なスケジュールです。

目的と予算を整理する1週間

実需(ご自宅・セカンドハウス)か投資か、現金かローンかで戦略が変わります。物件価格に加えて諸費用(後述、目安2〜5%)と、購入後の管理費・固定資産税を含めた総予算を先に決めておくと、その後の動きが速くなります。

ポイント: ニューヨークは「良い物件ほど動きが速い」市場です。予算と条件が固まっている買い手はオファー競争で有利になります。

ローンの事前承認(Pre-approval)を取得1〜2週間

ローン利用の場合、金融機関からPre-approval Letter(融資事前承認書)を取得します。オファー時に添付するのが商習慣で、これがないと売り手に検討してもらえないことがほとんどです。駐在の方・非居住者向けの外国人ローンプログラムもあります。

ポイント: 現金購入の場合は残高証明(Proof of Funds)を準備します。

買い手側の仲介を決める数日

ニューヨークでは買い手側の仲介報酬は原則売り手側が負担する商習慣が長く続いてきました(2024年以降は交渉制ですが、実務上買い手負担ゼロで組めるケースが多くあります)。日本語で相談できる現地ライセンスを持つ担当者を選びましょう。

ポイント: 当社は進出支援・リロケーションを本業としており、不動産仲介はR New Yorkとして、物件探しからクロージングまで日本語で伴走します。

物件探し・内見2〜8週間

StreetEasy等のポータルと、仲介経由の情報を併用します。内見(Showing / Open House)では、眺望や内装だけでなく、管理費(Common Charges)・固定資産税・建物の財務状況・リセールのしやすさまで確認します。

ポイント: 日本と違い「新築プレミアム」は限定的で、中古(Resale)が市場の中心です。

オファー(購入申込)1〜3日

希望価格・支払条件・手付金・希望クロージング日を記載してオファーを提出します。人気物件では複数オファーが入り、Best and Final Offer(最終最良条件の一斉提出)となることもあります。

ポイント: 価格だけでなく「条件の綺麗さ」(ローン特約の有無、柔軟なスケジュール)も競争力になります。

交渉・アクセプト数日

価格・条件が合意されるとアクセプト(受諾)となります。この時点では法的拘束力はなく、契約書署名まではどちらも撤回可能です。ここからはスピードが重要です。

弁護士によるデューデリジェンス1〜2週間

ニューヨークの不動産取引では買い手・売り手それぞれに弁護士が就くのが必須の商習慣です。買い手側弁護士が建物の財務諸表・議事録・規約(コンドはBy-laws、コープはProprietary Lease)を精査し、契約書を交渉します。

ポイント: 建物の修繕積立や訴訟の有無はここでチェックします。弁護士費用は目安$2,500〜5,000です。

売買契約の締結・手付金の送金数日

契約書(Contract of Sale)に署名し、通常物件価格の10%を手付金(Downpayment)としてエスクロー口座に預けます。ここで初めて取引が法的に固まります。

ポイント: 日本からの送金は着金までの日数に余裕を持って。送金目的の説明書類を求められる場合があります。

ローン本審査・物件鑑定3〜6週間

金融機関が物件の担保評価(Appraisal)と本審査を行い、Commitment Letter(融資承認)を発行します。金利のロック(Rate Lock)のタイミングもここで判断します。

ボード審査(コープ)/ Waiver(コンド)2〜8週間

コープは理事会(Board)による面接・財務審査があり、非居住者にはハードルが高めです。コンドは先買権の放棄(Waiver / Right of First Refusal)のみで、外国人・法人でも購入しやすいのが特徴です。

ポイント: 日本人の購入はコンドミニアムが主流です。理由はこの審査の違いにあります。

ファイナルウォークスルークロージング直前

引き渡し直前に物件の最終確認を行います。契約時と状態が変わっていないか、修理合意事項が履行されているか、家電・設備の動作をチェックします。

クロージング(決済・引き渡し)1日

買い手・売り手・双方の弁護士・タイトル会社等が集まり(近年はリモートも)、残代金の決済と権利移転を行い、鍵を受け取ります。契約からクロージングまでは、現金なら約4〜8週間、ローン利用なら約8〜12週間が目安です。

ポイント: クロージング後の登記・タイトル保険まで含めて完了です。おめでとうございます!
Closing Costs

購入にかかる費用

コンドミニアムをローンで購入する場合、物件価格の2〜5%程度が諸費用の目安です。主な内訳は以下の通りです。

米ドル紙幣
クロージングコストは価格の2〜4%。コンドはモーゲージ記録税と権原保険が加わり高くなります。
費用項目金額の目安備考
マンションタックス(Mansion Tax)購入価格の1%〜3.9%$100万以上の住宅purchaseに課税。$100万〜200万は1%、以降段階的に上昇(最高$2,500万以上で3.9%)
モーゲージ登録税ローン額の約1.8〜1.925%ローン利用時のみ。$50万超は1.925%。コープはローンでも不要
タイトル保険購入価格の約0.4〜0.5%コンド・タウンハウスで必須。コープは不要
弁護士費用$2,500〜5,000定額制が一般的
新築(Sponsor Unit)の場合+約1.8%前後売主側の譲渡税(NYC 1.425%+NYS 0.4%)を買い手負担とする商習慣。交渉余地あり
その他(登記・調査・銀行手数料等)$2,000〜4,000Appraisal、Recording Fee、建物のMove-in Fee等

上記はコンドミニアム購入時の代表的な項目です。コープは「マンションタックス+弁護士費用」が中心で諸費用は軽くなります。売却時の費用(ブローカー手数料・譲渡税・FIRPTA源泉)はこちらの記事をご覧ください。

Property Types

コンド・コープ・タウンハウスの違い

ニューヨーク特有の区分がコーポラティブ(コープ)です。日本のお客様の購入はコンドミニアムが主流です。

集合住宅の共用部
コンド、コープ、タウンハウスは、審査の厳しさと賃貸の可否で性格がはっきり分かれます。
コンドミニアムコープ(Co-op)タウンハウス
所有形態区分所有(不動産の権利証)法人の株式+専用利用権土地・建物を単独所有
外国人の購入◎ 制限なし・主流△ ボード審査が壁◎ 可能
審査Waiverのみ(形式的)理事会の面接・財務審査なし
賃貸に出す◎ 原則自由× 厳しい制限◎ 自由
価格水準高め同条件ならコンドより2〜3割安いことも物件による
向いている方投資・非居住者・駐在長期自住・価格重視広さ重視・改装したい方

詳しくは コンドミニアムとコープの違い をご覧ください。

FAQ

よくある質問

外国人(日本居住のまま)でも購入できますか?
可能です。コンドミニアムであれば国籍・居住地による制限は実質ありません。SSN(社会保障番号)がなくても購入でき、税務上はITIN(個人納税者番号)を取得します。日本にお住まいのまま、リモートで完結した事例も多数あります。
購入資金はどうやって送金しますか?
契約時10%、クロージング時に残額を米国のエスクロー口座へ国際送金するのが一般的です。金融機関により送金上限や必要書類が異なるため、契約前に送金ルートを確認しておくことを強くお勧めします。
ローンは日本人でも組めますか?
組めます。米国での信用履歴がない方向けの外国人(Foreign National)ローンがあり、頭金30〜40%・金利は米国人向けより高め、が一般的な条件です。駐在の方は米国内の収入・クレジット履歴を使えるため、より良い条件が狙えます。
購入後の維持費はどのくらいかかりますか?
コンドの場合、管理費(Common Charges)と固定資産税(Property Tax)で、目安として月額$1.5〜2.5/sqft程度を見込みます。物件により大きく異なるため、内見段階で必ず確認します。
いわゆる「仲介手数料」はかかりますか?
買い手側の仲介報酬は、売り手側(またはリスティング側)が負担する形で取引を組めるケースがニューヨークでは依然として多数です。当社にご依頼いただく場合も、買い手様の手数料負担なしで組める場合が多くあります。個別にご説明します。
賃貸に出すことはできますか?
コンドは原則可能で、投資用として貸し出す日本のお客様も多くいらっしゃいます。コープは転貸制限が厳しいため、投資目的ならコンド一択です。30日未満の短期貸し(Airbnb等)はNYCの規制で実質不可です。

ニューヨーク不動産のことなら、現地のプロにご相談ください

ご予算とご希望の条件をうかがい、候補物件の選定から内見、契約、決済までご案内します。日本語で対応します。不動産仲介については、R New York としてのサービスとなります。

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