渡米ゼロでも購入は完結する
ニューヨークの不動産購入は、内見からクロージングまで日本にいながら完結できます。ビデオ内見と現地代理、電子署名と委任状、国際送金の段取り。どの工程を誰が担い、何日かかるのか。遠隔購入の実務を時系列でまとめました。
このガイドでわかること
- 内見・契約・決済のすべてが遠隔で完結します
- 写真で分からない4点(天井高・実際の眺望・騒音・共用部)は現地代理が確認します
- クロージングは委任状で代理出席できます
- 送金は着金日数と資金の出所資料まで含めて段取りします
遠隔購入の体制づくり
遠隔で速く動くための準備は3つです。ここが整っていれば、物件が出た当日に動けます。
現地の目と手を決める
買主側エージェントが内見の目になり、弁護士が契約の手になります。時差の中で日本語で状況が共有される体制かどうかが、遠隔購入の体験を決めます。
名義と資金を先に固める
個人かLLCかトラストか。現金かローンか。法人設立には数週間、非居住者ローンの事前承認にも数週間かかります。物件より先に器を作ります。
書類を日本側で揃えておく
パスポート、資金の残高証明、資金の出所を示す資料。求められてから集めると、そのたびに数日ずつ失います。最初にひとつのフォルダに揃えておきます。
ビデオ内見で見るもの、現地代理で確かめるもの
写真と動画で分かることと、現地でしか分からないことを分けて設計します。
有力候補は、平日と週末の2回に分けて確認します。人の流れと音の環境は曜日で変わります。
契約と署名。物理的な移動なしで進める
書類の工程はすべて遠隔に対応しています。
契約書は電子署名が標準です
オファー関連書類と売買契約書は電子署名で締結します。手付金はエスクロー口座への国際送金で預けます。
理事会向け書類も遠隔で作れます
コンドの先買権確認の書類は、エージェントが様式を整え、必要書類をオンラインで集めて提出します。
クロージングは委任状で
決済当日は、事前に作成した委任状(POA)で弁護士が代理出席します。委任状は在日米国大使館・領事館での認証、または州の要件に沿った公証が必要になる場合があり、予約の待ち時間まで含めて早めに準備します。
原本が要る書類だけ国際郵便
委任状の原本など、一部の書類は物理的な送付が必要です。国際便の日数(数日〜1週間)を工程に織り込みます。
送金の段取り。クロージングを止めないために
遠隔購入で取引が止まる原因の第一は、送金の遅れです。
支払いは2回に分かれます
契約時の手付金(価格の10パーセント)と、クロージング時の残代金です。2回は別のレートで払うことになるため、円建ての総額は最後まで確定しません。
着金までの日数を見込む
日本の銀行からの国際送金は、銀行と金額によって着金まで数営業日かかります。クロージング日から逆算し、余裕を持って送金します。当日着金をあてにした段取りは組みません。
資金の出所を説明できるようにする
米国側の銀行・エスクロー・弁護士は、資金の出所の確認を求めます。預金の履歴、資産の売却記録、贈与であればその経緯。先に資料を揃えておくと、確認で止まりません。
日本側の手続きも確認する
高額送金には日本の銀行側の確認や届け出が伴う場合があります。利用する銀行の送金上限と必要書類を、最初の段階で確認しておきます。
一度も渡米しないで買えますが
可能であれば、契約前に一度だけ現地をご覧になることを推奨しています。建物は遠隔で確認できますが、街の空気と生活の距離感は、歩いてみて初めて分かるものだからです。
よくある質問
遠隔購入のご相談で実際に多い質問です。
時差がある中で、取引に乗り遅れませんか
ローンも遠隔で組めますか
購入後の鍵や郵便物はどうなりますか
家具や内装も遠隔で手配できますか
あわせて読みたい
まずはご相談ください
日本にいながらの購入を、体制づくりから引き渡し後の管理まで一気通貫でご一緒します。時差の中でも日本語で進捗が分かる形で進めます。
不動産サービスはR New Yorkとしてのサービス提供となります。