ペットがいると、選べる物件が減ります。ニューヨークの賃貸はペットの可否が建物ごとに決まっていて、可の場合でも条件がつくことがあります。
探し方と、申込のときに用意するもの、そして日本から連れて行くときの手続きをまとめます。着任の準備の中では時間がかかる部類です。
1. 建物ごとの規則

ペットの可否は、建物の規則で決まります。全面的に不可の建物、猫のみ可の建物、犬も可だが体重に上限がある建物、頭数の制限がある建物と、いくつもの形があります。募集の情報に「Pet Friendly」と書かれていても、条件までは書かれていないことがあります。
コンドミニアムやコープの住戸を借りる場合は、家主の判断に加えて建物側の規則が重なります。家主が良いと言っても、管理組合や理事会の規則で不可ということがあります。申込を出す前に、建物の規則そのものを確認してください。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| 種類 | 犬、猫、その他。猫のみ可の建物がある |
| 体重 | 上限を設ける建物がある。中型以上で条件が変わる |
| 頭数 | 1頭までとする建物がある |
| 追加の費用 | 敷金の上乗せや月額の加算を求める建物がある |
| 共用部の扱い | エレベーターや通路での抱きかかえを求める建物がある |
| 審査 | 面談や、ワクチンの証明の提出を求める建物がある |
部屋探しの流れは賃貸契約ガイドに、内見での確認項目は内見で見るところにまとめてあります。
2. 物件の探し方と申込

探すときは、最初からペット可で絞ります。あとから交渉して認められる例は多くありません。絞ると候補が減るため、エリアと予算のどちらかを緩める前提で動いてください。
申込のときには、ペットの情報を添えます。種類、犬種、年齢、体重、去勢や避妊の有無、ワクチンの記録です。加えて、しつけの状況を1枚にまとめた書面を付けると通りやすくなります。前の住まいでの様子を書いた家主からの手紙が使えることもあります。
費用の扱いは建物によります。敷金の上乗せを求める建物、月額を加算する建物があります。ニューヨーク州には保証金の上限を家賃1か月分とする規定があるため、上乗せの扱いを契約書でどう書くかは確認してください。
3. 日本から連れて行く手続き

犬と猫をアメリカへ連れて行くには、出国側と入国側の両方で手続きが要ります。とくに犬は、米国側の規則が2024年に変わり、必要な書類と手順が増えました。渡航の数か月前から準備を始めてください。
共通して必要になるのは、マイクロチップの装着、狂犬病の予防接種の記録、獣医が発行する健康証明です。犬は米国側で事前の届け出が要る場合があり、到着する空港も限られることがあります。手続きの内容は変わることがあるため、必ず米国疾病予防管理センターと農務省の最新の案内を確認してください。
航空会社の条件も別にあります。機内に持ち込めるか、貨物になるか、夏と冬に温度の制限で預けられない時期があるか。航空会社ごとに違うため、便を決める前に確認します。この手続きは代行できない部分が多く、時間がかかります。
4. 住んでからの実務
入居したら、まず動物病院を決めます。かかりつけを持っておくと、健康証明やワクチンの記録が必要になったときに動けます。ペットの登録が要る自治体もあるため、住む場所の扱いを確認してください。
散歩の環境は、内見のときに見ておきます。公園までの距離、犬を放せる区域があるか、建物の周りに歩ける道があるか。マンハッタンの中心部は建物が詰まっており、散歩の経路が限られることがあります。
退去のときは、ペットによる損傷が保証金から差し引かれる対象になります。床の傷や壁の汚れは、通常の使用を超えると判断されやすい部分です。入居初日の写真を撮っておいてください。退去の手順は退去と保証金の記事にまとめてあります。
5. まとめ
ペット可の物件は最初から絞って探し、エリアか予算のどちらかを緩めます。申込にはペットの情報としつけの状況を添えます。日本から連れて行く手続きは数か月かかるため、赴任が決まった時点で始めてください。エリア選びは通勤時間から住まいを決めるガイドにまとめてあります。
ペット可の物件のご案内も承っております。建物の規則の確認までお手伝いします。
よくある質問
ペット可の物件はどのくらいありますか。
全体の一部です。猫のみ可の建物、犬も可だが体重に上限がある建物など条件がさまざまで、募集の情報だけでは分かりません。最初からペット可で絞り、エリアか予算のどちらかを緩める前提で探してください。
あとから交渉して認めてもらえますか。
認められる例は多くありません。ペットの可否は建物の規則で決まっていることが多く、家主の一存では変えられないためです。コンドミニアムやコープの住戸では、家主が良いと言っても建物側で不可ということがあります。
日本から犬を連れて行く手続きは何が必要ですか。
マイクロチップ、狂犬病の予防接種の記録、獣医の健康証明が基本です。犬は米国側の規則が2024年に変わり、事前の届け出や到着できる空港の制限がある場合があります。手続きは変わることがあるため、米国疾病予防管理センターと農務省の最新の案内を必ず確認してください。
ペットがいると保証金は増えますか。
建物によります。敷金の上乗せを求める建物、月額を加算する建物があります。ニューヨーク州には保証金の上限を家賃1か月分とする規定があるため、上乗せの扱いを契約書でどう書くかを署名前に確認してください。
本ページの相場、利回り、所要時間などの数値は、一般に公開されているデータや当社の取引経験にもとづく目安です。物件、時期、条件によって実際とは異なる場合があり、当社が正確性および最新性を保証するものではありません。犯罪発生状況はニューヨーク市警などの公的機関が地区ごとの統計を公開しているため、そちらの数字をご確認ください。当社は入居者や購入者の国籍、人種、出身、宗教、家族構成によって物件やエリアをお勧めすることはいたしません。本ページの内容は情報提供のみを目的としており、投資勧誘や税務助言には当たりません。

















