契約の日に、初月の家賃と保証金と仲介にかかる費用をまとめて払います。着任前の方はここでつまずきます。米国の口座がまだ無いからです。
受け付けてもらえる支払方法は決まっています。先に把握しておけば、契約の日に止まりません。
1. 契約時に払うもの

契約の日に払うのは、初月の家賃、保証金、仲介にかかる費用の三つが基本です。保証金はニューヨーク州の規定で家賃1か月分が上限です。日本の礼金にあたるものはありません。
これに申込料が加わります。申込のときに払うもので、審査にかかる費用です。建物ごとに発生し、複数の物件に申し込めばそのつどかかります。
| 費目 | いつ払うか | 目安 |
|---|---|---|
| 申込料 | 申込のとき | 建物ごとに発生する審査の費用 |
| 初月の家賃 | 契約時 | 1か月分 |
| 保証金 | 契約時 | 家賃1か月分が州の上限 |
| 仲介にかかる費用 | 契約時 | 決まった料率はなく、当事者間で決まる |
| 賃貸保険 | 搬入の前 | 年額。オンラインで加入 |
| 搬入の保証金 | 搬入日の予約時 | 建物により発生。退去時に返る扱いが多い |
契約全体の流れは賃貸契約ガイドに、家賃の水準は家賃相場ガイドにまとめてあります。
2. 使える支払方法

管理会社が最も受け付けやすいのは、銀行が発行する小切手です。銀行が支払いを保証する形なので、不渡りの心配がありません。米国の口座があれば窓口で発行できます。
口座がまだ無い場合は、日本の銀行からの国際送金になります。受取人の名義、口座番号、経由する銀行の情報を管理会社からもらい、そのとおりに送ります。着金まで数営業日かかり、途中の銀行で手数料が引かれて金額が不足することがあります。送金は多めに送るのではなく、手数料の負担をどちらが持つかを先に決めてください。
個人の小切手は、口座を開いた直後だと受け付けない管理会社があります。クレジットカードは、申込料には使えても契約時の大きな支払いには使えないのが普通です。現金は、金額が大きいため受け付けません。
3. 米国の口座を開ける時期

着任してから開くのが一般的ですが、勤務先の取引銀行を通じて、渡米前に手続きを始められる場合があります。日本にある米系銀行の支店や、日系銀行の米国法人が窓口になります。赴任が決まった時点で人事に確認してください。
着任後に開く場合、必要になるのはパスポート、ビザ、住所の証明です。住所の証明は、賃貸契約書か、公共料金の請求書が使われます。ここで順番の問題が起きます。口座を開くのに住所が要り、部屋を借りるのに支払いが要る、という関係です。
実務では、勤務先の住所やホテルの滞在先で先に口座を開ける場合があります。あるいは、初期費用だけを日本からの送金で払い、そのあと口座を開いて毎月の家賃をそこから払う形にします。社会保障番号は口座開設に必須ではないことが多く、番号の発行を待たずに進められます。
4. 毎月の家賃の払い方
入居後は、管理会社が指定する方法で毎月払います。オンラインの支払いシステムを持つ管理会社が増えており、その場合は米国の口座を登録して自動で引き落とす形になります。小切手を郵送する方式のところもあります。
支払期日は毎月1日が一般的で、数日の猶予期間が契約書に書かれています。その期間を過ぎると遅延損害金が発生します。猶予が何日あるかは契約書に書かれているので、署名のときに確認してください。
日本の口座から毎月送金するのは、手数料と着金の日数の面で現実的ではありません。着任後は早めに米国の口座を開き、そこから払う形に切り替えてください。帰任のときは、保証金の返還が済むまで口座を残します。
5. まとめ
契約時は銀行小切手か国際送金で払います。送金は数営業日かかり、途中の手数料で金額が不足しないよう負担の取り決めを先にします。口座は着任後すぐに開き、毎月の家賃はそこから払います。入居後の手続きは入居が決まったあとの手続きにまとめてあります。
初期費用の総額をお出ししたうえでのお部屋探しを承っております。着任前のご相談も受け付けています。
よくある質問
米国の口座がなくても契約できますか。
できます。日本の銀行からの国際送金で初期費用を払う形になります。受取人の名義と口座の情報を管理会社からもらい、そのとおりに送ります。着金まで数営業日かかるため、契約日から逆算して手配してください。
送金の手数料で金額が足りなくなることはありますか。
あります。経由する銀行で手数料が引かれ、着金額が請求額を下回ることがあります。送る前に、手数料をどちらが負担するかを管理会社と決めてください。不足すると契約日がずれます。
口座を開くのに社会保障番号は要りますか。
必須でないことが多く、番号の発行を待たずに開ける銀行があります。必要になるのはパスポート、ビザ、住所の証明です。住所の証明には賃貸契約書か公共料金の請求書が使われます。
家賃の支払いが数日遅れるとどうなりますか。
契約書に猶予期間が書かれており、その期間内であれば遅延損害金は発生しません。何日あるかは契約により違うため、署名のときに確認してください。期間を過ぎると加算されます。
本ページの相場、利回り、所要時間などの数値は、一般に公開されているデータや当社の取引経験にもとづく目安です。物件、時期、条件によって実際とは異なる場合があり、当社が正確性および最新性を保証するものではありません。犯罪発生状況はニューヨーク市警などの公的機関が地区ごとの統計を公開しているため、そちらの数字をご確認ください。当社は入居者や購入者の国籍、人種、出身、宗教、家族構成によって物件やエリアをお勧めすることはいたしません。本ページの内容は情報提供のみを目的としており、投資勧誘や税務助言には当たりません。

















