2026年11月4日 Reinvent編集チーム

ニューヨークの雪はいつから。月別の降雪量と、歩道の雪かきの義務と罰金

ニューヨークで雪が積もり始めるのは12月で、多いのは1月と2月です。国立気象局(NWS)がまとめたセントラルパークの平年値(1991〜2020年)では、冬の降雪量の合計は約29.8インチ、約76cmになります。月ごとの数字は、NWSのセントラルパークの月別の記録に載っています。

 

雪の日に住まいで大事なのは、歩道の雪かきが建物の側の義務だということです。雪がやんだ時刻によって期限があり、守らないと罰金がかかります。一軒家やタウンハウスを持つ方、借りる方には、暮らし方と契約の両方に関わる話です。

 

この記事の要点

  • 平年の降雪量は12月4.9インチ、1月8.8インチ、2月10.1インチ。冬の合計は約29.8インチ
  • 雪が7時から17時にやめば4時間以内、17時から21時なら14時間以内に歩道の雪かきをします
  • 21時から7時にやんだ雪は、翌朝11時までに片付けます
  • 罰金は1回目100ドル、2回目150ドル、3回目250ドル
  • 雪を車道や自転車レーンへ押し出してはいけません

 

本日はニューヨークの雪と、歩道の雪かきの義務について見ていきましょう。

 

 

1. 雪はいつ降るのか。月別の平年値

雪の積もったニューヨークの住宅街の歩道

 

 

セントラルパークの平年値

NWSの月別の記録から、10月から4月までの平年の降雪量と、月の降雪量の最多記録を並べると次のとおりです。

月 平年の降雪量 月の最多記録
10月 0.1インチ(約0.3cm) 2.9インチ(2011年)
11月 0.5インチ(約1.3cm) 19インチ(1898年)
12月 4.9インチ(約12cm) 30.2インチ(1947年)
1月 8.8インチ(約22cm) 36.0インチ(2011年)
2月 10.1インチ(約26cm) 36.9インチ(2010年)
3月 5.0インチ(約13cm) 30.5インチ(1896年)
4月 0.4インチ(約1cm) 13.5インチ(1875年)

NWSニューヨーク事務所のセントラルパークの月別の記録(平年値は1991〜2020年)をもとに作成しました。

 

雪が多いのは1月と2月

平年の数字では、11月まではほとんど積もらず、12月から増え、2月がもっとも多くなります。ただし最多記録が示すとおり、1か月で90cm前後が降った冬もあります。平年の数字は小さくても、1回の大雪で歩道が埋まるのがニューヨークの冬です。月ごとの気温はニューヨークの気温を月別ににまとめています。

29.8インチ冬の平年の降雪量の合計。約76cm
10.1インチ2月の平年の降雪量。もっとも多い月
36.9インチ月の最多記録。2010年2月、約94cm

 

 

2. 歩道の雪かきは建物の義務

雪の積もったニューヨークの住宅街の歩道

 

 

雪がやんだ時刻で決まる期限

市の清掃局(DSNY)の2026年1月の雪の警報は、建物の所有者に、雪がやんだ時刻に応じて次の期限で歩道の雪かきをするよう求めています。車道と自転車レーンの除雪は清掃局の仕事です。

雪がやんだ時刻 歩道の雪かきの期限
7時から17時 やんでから4時間以内
17時から21時 やんでから14時間以内
21時から翌朝7時 翌朝11時まで

清掃局の雪の警報をもとに作成しました。

 

守ることと、罰金

歩道には、少なくとも4フィート(約1.2m)の通り道を空けます。屋根のないバス停、消火栓、歩道の段差をなくした斜面が建物の前にあれば、そこも雪かきの範囲です。雪を車道や自転車レーンへ押し出すことは禁じられています。雪かきをしない場合の罰金は、1回目100ドル、2回目150ドル、3回目250ドルです。

 

 

3. 誰が雪かきをするのか。持つ人、借りる人

雪の積もったニューヨークの住宅街の歩道

 

 

法律が名指しする人

市の行政法16-123条は、建物や土地の所有者だけでなく、借りている人、住んでいる人、管理を任されている人も、建物の前の歩道の雪と氷を取り除く人として挙げています。氷がはがせないときは、砂などをまいて滑らないようにします。コンドやコープでは、建物の前の歩道は管理組合の側が手配します。

 

けがの責任と、一軒家を貸すとき

市の交通局の歩道の案内によると、行政法7-210条で、建物の所有者は歩道を安全に保たなかったことで起きたけがの責任を負うことがあります。この決まりを定めた2003年の地方法は、所有者が住んでいる1〜3世帯の住宅を対象から外しています。所有者が住まずに一軒家やタウンハウスを貸す場合は、この例外に当たりません。

注意

一軒家を貸すときは、雪かきを入居者が受け持つのか、所有者が業者に頼むのかを賃貸契約に書き、けがに備えた保険も確かめておきます。日本へ一時帰国している間に雪が降ることもあるので、不在の時の手配も決めておきます。

貸す側の保険はニューヨークの不動産にかける保険に、管理組合のない一棟の所有はタウンハウスを一棟で買うにまとめています。

 

 

4. 雪の日の住まいの備え

雪の積もったニューヨークの住宅街の歩道

 

 

部屋の中と、建物の前

  • 雪かきの道具と、氷を溶かす塩や砂を冬の前に用意する
  • 一軒家なら、雪かきを誰がするかを契約と家族で決めておく
  • 不在の時に頼む業者か近所の人を決めておく
  • 暖房が止まったときの連絡先を、管理人と管理会社の両方で確かめる
  • 雪の警報が出たら、車を動かす必要がないか路上の駐車の決まりを確かめる

冬の室温の決まりと苦情の出し方はアパートの暖房はいつから何度かにまとめています。

 

市の雪かきの仕事

市は大雪のときに歩道や横断歩道の雪かきをする臨時の作業員を募っています。2026年の登録の案内では、時給は30ドルから始まり、週40時間を超えると45ドルになります。18歳以上で、米国で働く資格があることが条件です。

 

 

まとめ

雪の積もったニューヨークの住宅街の歩道

 

 

雪がやんだ時刻から、期限が始まる

セントラルパークの平年の降雪量は冬の合計で約29.8インチで、もっとも多いのは2月です。雪がやんだ時刻が7時から17時なら4時間以内、17時から21時なら14時間以内、夜なら翌朝11時までに、歩道に4フィートの通り道を空けます。罰金は1回目100ドルからです。

一軒家やタウンハウスを貸す方は、所有者が住まない家はけがの責任の例外に当たらないことを踏まえ、雪かきの分担を契約に書いておくと安心です。借りる方も、契約で自分の受け持ちになっていないかを冬の前に確かめておきます。

 

よくある質問

ニューヨークで雪が多いのは何月ですか。

国立気象局のセントラルパークの平年値(1991〜2020年)では、降雪量は12月4.9インチ、1月8.8インチ、2月10.1インチ、3月5.0インチで、もっとも多いのは2月です。11月までは平年0.5インチ以下で、冬の合計は約29.8インチ(約76cm)です。

ニューヨークの歩道の雪かきは誰の義務ですか。

建物の側の義務です。市の清掃局は、建物の所有者に、雪が7時から17時にやめば4時間以内、17時から21時なら14時間以内、21時から翌朝7時なら翌朝11時までに歩道の雪かきをするよう求めています。市の行政法は、借りている人や住んでいる人も、雪を取り除く人として挙げています。

雪かきをしないと罰金はいくらですか。

市の清掃局の案内では、歩道の雪かきをしない場合の罰金は、1回目100ドル、2回目150ドル、3回目250ドルです。歩道には少なくとも4フィート(約1.2m)の通り道を空け、雪を車道や自転車レーンへ押し出してはいけません。

一軒家を貸している場合、歩道でのけがの責任は誰にありますか。

市の行政法7-210条で、建物の所有者は歩道を安全に保たなかったことで起きたけがの責任を負うことがあります。所有者が住んでいる1〜3世帯の住宅はこの決まりの対象外ですが、所有者が住まずに貸している家は例外に当たりません。雪かきの分担を賃貸契約に書き、保険も確かめておきます。

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