アメリカの治安は、州や都市、同じ市の中でも地区によって大きく違います。渡米前に不安が先に立つのは自然なことですが、判断の材料になるのは公的機関が公表している数字です。
全米と州ごとの犯罪の件数は、FBIの犯罪データ・エクスプローラー(Crime Data Explorer)で年ごとに公表されています。前の年の数字が、翌年の秋に出るのが通例です。しかし、この数字だけでは見えてこない地域差や犯罪種別の変化があり、総合的な分析が不可欠です。本日はアメリカの治安について詳しく見ていきましょう。
1. 全米治安統計の現状分析

暴力犯罪の傾向と地域差
司法統計局(Bureau of Justice Statistics)のデータによると、暴力犯罪は全体的に減少傾向にありますが、州によって大きなばらつきがあります。人口10万人あたりの暴力犯罪の件数は、州の間で数倍の差があります。州と年を指定すると、FBIの犯罪データ・エクスプローラーで確認できます。これらの数字は、FBI統一犯罪報告書として長く公表されてきました。
財産犯罪の動向
財産犯罪については、全米犯罪統計でも紹介されていますが、元になる数字はFBIの統計です。財産犯罪や自動車盗難の件数と増減も、年ごとに公表されています。
犯罪の種類ごとの件数と前年からの増減も、同じページで確認できます。
2. 州別・都市別の数字の見方

都市圏別の暴力犯罪件数
市ごとの件数も、FBIの犯罪データ・エクスプローラーで、各市の警察が報告した数字を確認できます。人口の少ない市は数件の差で率が大きく動くため、順位だけで判断しないことが大切です。都市の順位づけは調査会社ごとに基準が違います。
3. 日本人駐在員・移住者の体験と対策

実際の被害状況とパターン
在ニューヨーク日本総領事館の安全情報によると、日本人が被害に遭いやすい犯罪として、置き引き、スリ、車上荒らしが挙げられています。特にニューヨーク市内では、観光地の周辺での置き引きやスリに注意が呼びかけられています。
総領事館は、安全に関する注意喚起を随時出しています。渡米前に一度目を通しておくと、持ち物や移動の時間帯の判断がしやすくなります。
効果的な安全対策の実践例
実務的な備えとして、まず公表されている統計と総領事館の注意喚起をご自身で確認することです。また、Nextdoorなどの近隣コミュニティアプリを活用し、リアルタイムの治安情報を把握している方も多くいらっしゃいます。
移動手段についても、公共交通機関の利用時間帯を考慮し、夜間や早朝の利用を避けることで被害リスクを大幅に軽減できます。個人レベルでの防犯対策として、GPS機能付きの緊急通報デバイスや、現金の分散保管なども有効です。
まとめ

全米の暴力犯罪件数は減少傾向にある一方、州や都市による差は大きいままです。数字は年ごとに動くため、最新版を一次資料で確認してください。
住まいを決めるときに実際に効くのは、通勤時間、家賃と管理費、住戸の条件、学区の評価です。当社はこの4点でご相談を承っています。
アメリカでの生活や投資をご検討の方は、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
エリア選びは、通勤時間や家賃、住戸の条件とあわせて考えます。エリアごとの家賃はニューヨークの家賃相場をご覧ください。
よくある質問
ニューヨーク市内では日本人が被害に遭いやすい犯罪は何ですか。
在ニューヨーク日本総領事館の安全情報によると、日本人が被害に遭いやすい犯罪として置き引き、スリ、車上荒らしが挙げられています。特に観光地の周辺での置き引きやスリに注意が呼びかけられています。

















