ニューヨーク市では、家具などの粗大ごみ(ラージアイテム)は費用をかけずに路上に出せ、1回の収集日に6点までです。収集の予約は受け付けておらず、住所ごとに決まった収集日に出します。
ただし品目ごとに決まりがあり、マットレスは袋で密封、冷蔵庫やエアコンは311で予約、パソコンやテレビは路上に出せません。市の衛生局(DSNY)の粗大ごみの案内に、出し方がまとめられています。
- 粗大ごみは費用がかからず、1回の収集日に6点まで。予約はなく収集日に出します
- 木の家具はごみの日、ほとんどが金属かかたいプラスチックの家具は資源の日です
- マットレスと箱ばねは透明な袋で密封。正しく出さないと初回50ドルの罰金です
- 冷蔵庫とエアコンは311で予約。テレビとパソコンは路上に出すと違法です
駐在の帰任や退去では、家具の処分が最後の数週間に集中します。家具付きで借りた部屋か、自分で家具をそろえた部屋かで、やることの量が大きく変わります。
本日はニューヨークで家具を処分する方法について見ていきましょう。
1. 粗大ごみの出し方。ごみの日か資源の日か

素材で出す日が変わる
DSNYの案内では、袋や容器に入らない大きさのものが粗大ごみです。ほとんどが金属かかたいプラスチックのものは資源(リサイクル)の日、それ以外はごみの日に出します。
木や合板、パーティクルボードの家具は資源にならないため、ごみだけの日に出します。資源の日に出さないよう注意します。
| 品目 | 出す日 | 出し方の決まり |
|---|---|---|
| 木の家具(ベッドの枠、本棚、机、たんす) | ごみの日 | できれば分解し、小さな部品は束ねてひもで縛る |
| 金属・かたいプラスチックの家具 | 資源の日 | 粗大ごみは1回の収集日に6点まで |
| ガラスの家具、鏡 | ごみの日 | テープで留め、割れたガラスは二重の袋に入れる |
| マットレス、箱ばね | ごみの日 | 透明なビニール袋で全体を覆い、密封する |
| じゅうたん、ラグ | ごみの日 | 巻いてひもでしっかり縛る |
| 冷蔵庫、エアコン、除湿機 | 予約した日 | 311で予約。冷媒を抜いた後、資源の日に回収 |
| テレビ、パソコン、ゲーム機 | 路上に出せない | 回収拠点や回収イベント、メーカーの引き取りへ |
ニューヨーク市衛生局(DSNY)の家具、家電、電子機器の案内をもとに作成しました。
収集日は住所で決まる
収集日は住所ごとに違い、DSNYの収集日の検索で調べられます。集合住宅では、管理人(スーパー)が建物の粗大ごみをまとめて出す建物もあるので、出す前に声をかけます。
分解できる家具は分解し、ねじや小さな部品は袋にまとめておきます。6点の上限があるため、家具が多い場合は収集日を分けて出す計画を立てます。
2. マットレスと冷蔵庫。特別な決まりがある品目

マットレスは袋で密封する
マットレスと箱ばね(ボックススプリング)は、トコジラミが広がるのを防ぐため、透明なビニール袋に全体を入れて密封し、ごみの日に出します。
DSNYの収集規則の案内では、正しく出さなかった場合の罰金は初回50ドル、2回目100ドル、3回目以降200ドルです。
冷蔵庫とエアコンは予約制
冷蔵庫、冷凍庫、エアコン、除湿機、ウォーターサーバーなど冷やす家電は、冷媒(フロン)を抜いてから回収します。DSNYの冷媒の回収の案内では、311か市のウェブサイトから予約します。匿名では予約できず、1回の予約で10台までです。
- 311に電話するか、ウェブの申込書で冷媒の回収を予約します。
- 冷蔵庫と冷凍庫は、子どもや動物の閉じ込めを防ぐため、扉の蝶番と鍵を外します。
- 予約日の前夜18時以降に、家電の背面を道路側に向けて路上に置きます。
- 当日、市の係員が冷媒を抜き、6桁の番号が入ったタグを付けます。
- タグの付いた家電が、次の資源の日に回収されます。
新しい家電には、市が回収できない冷媒(R600aやR32)を使うものがあります。黄色い三角に黒い炎の警告シールが目印です。この場合はメーカーか民間の回収業者に相談します。
3. テレビとパソコンは路上に出せない。電子機器と寄付

電子機器は州法で出し方が決まっている
パソコン、モニター、プリンター、テレビ、ゲーム機、携帯電話などは、ニューヨーク州の電子機器のリサイクル法の対象で、ごみや資源として出すことは違法です。DSNYの電子機器の案内は、販売店や非営利団体の回収拠点、地域の回収イベント、市の回収拠点、メーカーの引き取りを挙げています。
10戸以上の集合住宅は、建物ごとに回収の仕組み(ecycleNYC)に登録できます。住んでいる建物が登録しているかは管理人に確かめます。
使える家具は寄付する
市の311の寄付の案内では、donateNYCのウェブサイトで近くの寄付先や中古品店を探せます。家具(マットレスを除く)、衣類、電子機器が対象で、引き取りの可否や条件は寄付先ごとに違います。
衣類や布類は、各区にある市の布類の回収箱(木曜〜土曜の8時〜16時)にも出せます。ただし、ここに出したものは税の控除の対象になりません。
4. 帰任と退去の段取り。最後の1か月でやること

部屋を空にして返す
家具なしで借りた部屋は、退去日までに部屋を空にして返すのが基本です。残した家具の処分の費用は、保証金から差し引かれることがあります。保証金の返し方の決まりは退去と保証金の14日ルールで詳しく書いています。
家具付きで借りた部屋は、備え付けの家具を残し、自分で買い足したものだけを処分します。契約書の付帯物の一覧と照らし合わせておくと、退去の立ち会いで揉めずに済みます。
建物の搬出の予約
集合住宅では、大型家具の搬出にも、引っ越しと同じくエレベーターの使用予約や、運送会社の保険証明(COI)の提出を求められることがあります。日程が決まったら、早めに管理人へ伝えます。
- 家具付きの部屋か、自分の家具か(契約書の付帯物の一覧)
- 粗大ごみの収集日と、1回6点の上限に合わせた出す順番
- 冷蔵庫やエアコンを処分するなら、冷媒の回収の予約
- テレビやパソコンの回収先(建物の登録、回収拠点)
- 寄付先の引き取り日と、搬出のエレベーターの予約
引っ越し全体の流れはニューヨークへの引越しをご覧ください。
まとめ

品目ごとの決まりを先に押さえる
ニューヨーク市の粗大ごみは、費用をかけずに1回の収集日に6点まで出せます。木の家具はごみの日、金属やかたいプラスチックの家具は資源の日です。
マットレスは透明な袋で密封し、冷蔵庫とエアコンは311で予約、テレビとパソコンは回収拠点へ運びます。帰任や退去の前は、収集日と予約の日程から逆算して、最後の1か月の段取りを組みます。
次に住む部屋を家具付きで借りる方法は、家具付き賃貸と家具レンタルにまとめています。
よくある質問
ニューヨークで粗大ごみを出すのに費用はかかりますか。
市の収集では費用はかかりません。袋や容器に入らない大きさのものが粗大ごみで、1回の収集日に6点まで路上に出せます。予約は受け付けておらず、住所ごとに決まった収集日に出します。
木の家具はいつ出せばよいですか。
木や合板、パーティクルボードの家具は資源にならないため、ごみだけの日に出します。ほとんどが金属かかたいプラスチックの家具は資源の日です。できれば分解し、小さな部品は束ねてひもで縛ります。
マットレスはどう捨てますか。
マットレスと箱ばねは、トコジラミが広がるのを防ぐため、透明なビニール袋に全体を入れて密封し、ごみの日に出します。市の収集規則の案内では、正しく出さなかった場合の罰金は初回50ドル、2回目100ドル、3回目以降200ドルです。
冷蔵庫やテレビはどう処分しますか。
冷蔵庫やエアコンなど冷やす家電は、311か市のウェブサイトで冷媒の回収を予約し、予約日の前夜18時以降に路上に置きます。テレビやパソコンは州法でごみとして出すことが禁じられているため、回収拠点や回収イベント、メーカーの引き取りを使います。
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