【アメリカ旅行者可】日本国籍を持つすべての方を対象にグローバルエントリーの申請が開始

2024年11月26日 Satoshi Onodera

2024年11月27日より、日本国籍を持つ方は、米国税関・国境取締局 が管轄する「グローバルエントリープログラム」への申請が可能になりました。

このプログラムは、対象のアメリカの空港で、迅速かつスムーズに米国への入国手続きを行える便利なサービスです。

 

これまではグリーンカード保持者・ビザ取得者に限られており、かつ申請を長く待つ必要がありましたが、これは大変な朗報です。

 

このグローバルエントリーがあることで、アメリカへの入国が非常にスムーズになりますが、逆にこれがないと1時間以上待つなど、毎回恐ろしく並ぶ可能性があり、アメリカに来る方は是非おすすめいたします。

 

なお、以前はプロモーションコードが必要で半年ほど待つ必要がありました。また、1年以上新規申請停止してましたが、簡素化した模様。120ドルの価値ありです。

 

アメリカ発行のAmexプラチナなどの上位クレジットカードでは、それらのカードを使用した場合に限り、これら申請費用(120ドル相当)がキャッシュバックとなりますので、ぜひアメリカ在住の方はチェックしてみてください。

なお、一度の申請で5年間有効、以前は100ドルでしたので、少々値上げしているようです。

 

ちなみにグローバルエントリーとエスタは別物です。エスタやビザがアメリカ入国のために必要であり、グローバルエントリーはその上で入国手続きを早く終えられる(専用の別列に並ぶ)というものです。

 

アメリカ国内の移動にも利点あり

ちなみに、入国手続きが可能になることはもちろん、グローバルエントリーにより TSA PreCheck(TSA事前審査プログラム)を無料で利用できるようになります

 

TSA PreCheckは、米国国土安全保障省(DHS)の米国運輸保安局(TSA)が運営するプログラムで、米国加盟空港での保安検査を簡略化・迅速化することを目的としており、米国加盟空港の保安検査場において専用レーンを利用でき、次のようなメリットがあります。

 

・靴、ベルト、薄手のジャケットの着脱が不要
・機内持ち込み手荷物に収納されたノートパソコンや液体物をバッグに入れたままでもよい

 

つまり、米国内の空港でのセキュリティーチェックもスムーズになるので、米国内の移動においても効力を発揮します。

 

グローバルエントリーの申請方法

申請方法は以下の通りです。

グローバルエントリー(GE)は、日本国籍の方が米国にスムーズに入国できるプログラムで、米国税関・国境警備局(CBP)のTTPウェブサイトから申請できます。

申請にはオンライン申請書の提出返金不可の手数料支払いが必要で、14~17歳の申請者で保護者が会員の場合は手数料が免除されます。申請資格として14歳以上、前科がないことが求められ、18歳未満は保護者の同意が必要です。

申請後、戸籍謄本(過去3か月以内発行)を東京入国管理局に郵送します。この際、TTPから通知されるPASSIDを記入し、正確な連絡先を登録してください。条件付き承認を受けた場合は、米国到着時の登録(EoA)やEnrollment Centerで面接を行い、生体情報の収集を経て最終承認が決定します。

会員資格は5年間有効で、期限切れ前にTTPウェブサイトから更新申請が必要です。GE会員はTSAプリチェックが利用可能で、国内旅行時には航空券予約時に会員番号を登録します。入国時には有効なパスポートやビザが必要で、パスポート更新や名前変更があった場合はCBPに通知が必要です。不正確な情報がある場合、GE特典が正しく作動しない可能性があるため注意が必要です。

 

 

申請は以下US Customs and Border Protectionのサイトからです。

日本市民のためのグローバルエントリー。グローバルエントリーの申請方法

 

ぜひスムーズな入国でアメリカ滞在、アメリカ生活をより有意義なものに。

 

 

当社Reinvent NY Incでは、2019年よりアメリカ進出・移住される個人様、企業様、駐在員様のご支援を続け、アメリカビザ取得(E2ビザ)、アメリカ不動産仲介のあらゆる側面をサポートする総合的なサービスを提供しています。

 

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