2026年現在、アメリカ永住権(グリーンカード)の取得方法は大きく5つのルートに分かれます。家族ベース、雇用ベース、投資、抽選、そして特別枠です。さらに2025年には新たにゴールドカードプログラムが加わり、選択肢はこれまで以上に広がっています。
当社では2019年からニューヨークを拠点に、数多くのお客様のアメリカ永住権取得をご支援してまいりました。本記事では、5つの取得ルートを費用・期間・条件の面から完全比較し、2026年の政策変更が与える影響まで解説いたします。
1. アメリカ永住権(グリーンカード)とは

永住権の基本
アメリカ永住権(通称グリーンカード)とは、米国に無期限で居住・就労できる権利を証明するカードです。正式名称は「Permanent Resident Card」で、カードの色が緑であることからグリーンカードと呼ばれています。
永住権を保持すると、ビザの期限を気にすることなくアメリカに居住でき、あらゆる企業で就労が可能です。ただし、選挙権や連邦政府の一部職種への就職は市民権保持者に限定されます。永住権取得後5年(配偶者経由の場合3年)で、米国市民権(帰化)の申請資格を得られます。
2. 取得方法①: 家族ベース(配偶者・親族スポンサー)

米国市民・永住者の家族を通じた申請
家族ベースの永住権は、アメリカ市民または永住権保持者の家族がスポンサーとなって申請するルートです。配偶者、未婚の子供、親、兄弟姉妹が対象となります。
米国市民の配偶者は「Immediate Relative」として年間数量制限なしで申請でき、最も早いルートの一つです。一方、兄弟姉妹カテゴリ(F4)は待ち時間が10年以上になることも珍しくありません。
日本人の場合、米国市民との婚姻を通じたケースが最も一般的です。ちなみに、婚姻ベースの申請では、USCIS(米国市民権・移民局)による面接で婚姻の真実性を厳しく審査されます。
3. 取得方法②: 雇用ベース(EB-1〜EB-3)

雇用ベース永住権の3つのカテゴリ
雇用ベースの永住権は、主にEB-1、EB-2、EB-3の3つのカテゴリに分かれます。いずれも米国の雇用主がスポンサーとなるのが基本ですが、EB-1とEB-2の一部は自己請願(Self-Petition)も可能です。
①EB-1(優先労働者): 卓越した能力を持つ科学者・アーティスト・経営者や、多国籍企業の管理職が対象。審査期間は比較的短い②EB-2(専門職): 修士号以上の学位保持者、または学士号+5年以上の実務経験者が対象。NIW(国益免除)による自己請願も可能③EB-3(技能労働者): 学士号保持者または2年以上の訓練・経験を持つ労働者が対象。最も幅広いカテゴリだが待ち時間が長い
雇用ベースは日本人の富裕層や専門職の方にとって現実的なルートですが、いずれも労働認定(PERM)の申請が必要となるケースが多く、手続きに1〜2年程度を要します。
4. 取得方法③: 投資(EB-5・ゴールドカード)

投資による永住権取得
投資ベースのルートは、当社のお客様に最も多いパターンです。主にEB-5ビザとゴールドカードの2つがあります。
EB-5ビザは1990年創設の制度で、105万ドル(約1億5,750万円)以上の投資と10人以上のフルタイム雇用創出が条件です。E2ビザ(投資額20万ドル程度から)は永住権に直結しませんが、最も手軽な投資ビザとして人気があります。
2025年に新設されたゴールドカードは、100万ドル(約1億5,000万円)の寄付で永住権を取得できる制度です。詳細はトランプゴールドカード解説記事をご覧ください。
5. 取得方法④: 抽選(DVプログラム)

DV抽選プログラムの仕組み
米国国務省が毎年実施するDV(Diversity Visa)プログラムは、年間約55,000件の永住権を抽選で配布する制度です。応募は無料で、高校卒業相当の学歴があれば誰でも応募できます。
ただし、日本は過去5年間で米国への移民が多いカテゴリに分類される年もあり、応募資格が年によって異なります。2026年現在、日本は応募可能な対象国に含まれていますが、当選確率は1%未満と非常に低いのが実情です。
6. 取得方法⑤: 特別枠(難民・亡命等)
人道的理由による永住権
難民認定や亡命申請を通じて永住権を取得するルートも存在しますが、日本人がこの方法で永住権を取得するケースは極めて稀です。政治的迫害や人種差別などの具体的な理由が必要であり、一般的な移住目的では利用できません。
7. 5つのルート比較表

日本人向け主要ルートの比較
以上で見てきた5つのルートを、日本人の方が現実的に検討できるものを中心に比較します。
| ルート | 費用目安 | 審査期間 | 主な条件 | 日本人の利用度 |
|---|---|---|---|---|
| 家族ベース(配偶者) | 弁護士費用程度 | 6ヶ月〜2年 | 米国市民の配偶者 | 高い |
| 雇用ベース(EB-2/NIW) | $10,000〜$30,000程度 | 1〜3年 | 修士号+専門性 | 中程度 |
| EB-5投資 | $1,050,000〜 | 2〜3年 | 投資+雇用創出 | 中程度 |
| ゴールドカード | $1,015,000 | 数ヶ月 | 寄付のみ | 増加中 |
| DV抽選 | 無料 | 1〜2年 | 高校卒業以上 | 低い(確率1%未満) |
費用は弁護士費用等を含む概算です。1ドル=155円換算。お客様のご状況に応じて最適なルートは異なりますので、専門家へのご相談をお勧めいたします。
まとめ

アメリカ永住権の取得方法は2026年現在、家族・雇用・投資・抽選・特別枠の5つに加え、ゴールドカードという新しい選択肢が加わっています。資産状況・家族構成・職業・移住の緊急度によって最適なルートは一人ひとり異なります。
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