皆さん、こんにちは。
当社サイトにご訪問をいただき、また世界中の不動産投資の中からニューヨーク不動産にご関心をいただき、ありがとうございます。
本記事では、【2024年完全ガイド】駐在員のためのアメリカのクレジットカード15選。審査突破から限度額アップまでというテーマについて記事を執筆させていただきます。
アメリカに来たばかりの方が初めに持つべきカード、クレジットヒストリーのロジック理解、クレジットヒストリー構築後のおすすめカード、個人が法人カードを持つことができるのか、などのテーマについて解説をしてまいります。最後までお付き合いいただけますと幸いです。
はじめに、なぜアメリカのクレジットカード戦略が重要なのか
アメリカでの生活において、クレジットカードは単なる決済手段ではありません。
FICOスコアの構築、賃貸物件の契約、車のリース、さらには子どもの学校の緊急連絡先としても重要な役割を果たすのです。そしてこれらは、知っていることで大きいベネフィットを得ることができるという知識勝負の話になります。
筆者も2016年に駐在でアメリカにやってきてから、延べ20枚以上のクレジットカードを作成してまいりました。
本記事を通じて、皆さまの最適なクレジットカード選択にお力添えできれば幸いです。
クレジットヒストリーのない駐在員が直面する課題
エクスペリアン社のデータによると、アメリカでのクレジットヒストリーがない(アメリカにとっての)外国人は、「信用力がない」者として扱われます。
これは、日本で優良な信用履歴があっても、アメリカでは一からのスタートとなることを意味します。
皆さましかし、ご安心ください。企業派遣の駐在員には、特別なアドバンテージがあります。
アメリカのクレジットカードシステム
アメリカのクレジットカードシステムは、日本とは大きく異なる特徴を持っています。まず、クレジットスコアという概念が非常に重要です。FICOスコアと呼ばれる信用スコアは300から850の範囲で評価され、740以上がとても良好な信用力とされています。
このスコアは、支払い履歴(35%)、負債額(30%)、クレジット履歴の長さ(15%)、新規のクレジット(10%)、クレジットの種類(10%)という5つの要素で構成されています。
また、アメリカではマイルやポイントでの還元率が日本と比べてはるかに高く、2%から5%という還元率も珍しくありません。
例えば、アメリカン・エキスプレスのプラチナカードでは、航空券予約で5倍のポイント、高級ホテル予約で10倍のポイントなど、非常に魅力的な特典が用意されています。
クレジットヒストリー構築の5つのコツ
クレジットヒストリーを効率的に構築するためには、戦略的なアプローチが必要です。以下に、成功のための重要なポイントをご紹介します。
① 支払いの自動化設定
毎月の支払いを100%確実に行うため、自動引き落としの設定を行いましょう。これにより、支払い忘れによるスコア低下を防ぐことができます。多くの場合、クレジットカード会社のウェブサイトやアプリから簡単に設定できます。
また、アメリカのクレジットカードはデフォルトの設定がリボルビング払いのような分割払いとなっています。金利は年利で20%程度と非常に高額ですので、毎回残高を可能な限りすべて支払うことをおすすめいたします。
② 利用限度額の管理
クレジットスコア算出において、利用可能額に対する実際の利用額の比率(クレジット使用率)は重要な要素です。理想的には30%以下に抑えることが推奨されています。例えば、限度額が10,000ドルの場合、毎月の利用額を3,000ドル以下に抑えるようにしましょう。
以下の表は、クレジットスコアに影響を与える要素とその重要度をまとめたものです。
要素 | 重要度 | 推奨される対応 |
---|---|---|
支払い履歴 | 35% | 必ず期日内に支払う |
負債比率 | 30% | 利用額を限度額の30%以下に |
クレジット履歴 | 15% | 長期的な取引実績を築く |
新規開設 | 10% | 短期間での多数の申請を避ける |
クレジットの種類 | 10% | 複数種類のクレジットを保有 |
※FICOスコア算出における各要素の重要度と推奨アクション
記事の下部でも、クレジットスコアを向上するために必要なことの詳細をより詳しく解説しています。
クレジットカードのことを一通り理解できたことで、早速ではどのようなクレジットカードから申し込んでいけば良いのか、お話ししていきます。
駐在員向けの特別プログラムを活用する
日本から初めてアメリカに来た場合、クレジットヒストリーがありません。クレジットカードを作るためにクレジットヒストリーが必要なわけですが、逆説的に初めはこれがないために「作成できないではないか」といったケースになってしまうように思われるかもしれません。
しかしご安心を。いくつかのクレジットカードはヒストリーがなくとも、日本の信用度や所属企業の信用度を元にしてカードを発行することができます。
例えば、アメリカン・エキスプレスは、2024年から日本の親会社との提携を強化し、駐在員向けの特別審査プログラムを拡充しています。
このプログラムでは、日本でのアメックスカード利用履歴が考慮され、アメリカでもスムーズにカード発行が可能になっています。
初期の限度額も一般的な新規発行より大幅に高く設定されることが特徴です。
駐在員のクレジットヒストリー構築におすすめは、JAL・ANA USAカード
ANAとJALのUSAカードは、日本とのつながりを持つカード会社だからこそ、クレジットヒストリーのない状態でもすぐに発行できる可能性が高いカードです。
筆者は、駐在が決まったタイミングで日本からこれらカードを申し込み、渡米して2ヶ月後には現地の別のクレジットカードを作れるまでになっていました。
両カードの審査では、日本での信用情報や、駐在員としてのステータス(就労ビザの種類や所属企業)が考慮されます。特に、大手企業からの駐在員の場合、通常のアメリカのクレジットカードより審査が通りやすい傾向にあります。また、両カードとも日本語でのサポートが充実しているため、クレジットスコアの仕組みやヒストリー構築についての相談も容易です。
クレジットヒストリー構築のコツとして、これらのカードを最初の半年間は小額の決済(月々の公共料金など)に限定して使用し、確実に支払いを行うことが推奨されます。特に、利用限度額の30%以下の利用に抑えることで、より効果的にクレジットスコアを向上させることができます。両カードとも、支払い履歴が毎月確実に信用情報機関に報告されるため、6-12ヶ月程度で基礎的なクレジットヒストリーを構築することが可能です。
注目すべき点として、これらのカードで良好な支払い履歴を築いた後は、アメリカの主要カード会社からの追加カード取得が比較的容易になります。例えば、Chase SapphireやAmex Platinumといった還元率の高いプレミアムカードの取得を目指す場合の足がかりとして非常に有効です。多くの駐在員が、これらのカードを最初の1枚として選択し、その後のクレジットライフの基盤を築いています。
また、配偶者がいる場合は、同時に追加カードを申し込むことで、家族全体のクレジットヒストリー構築を効率的に進めることができます。
JAL・ANA USAカードの詳細比較
項目 | JAL USA Card | ANA USA Card |
---|---|---|
カード種類 | ・JALUSAカード(一般カード) ・JAL USA CARD プラチナ ・JALグローバルウォレット |
・ANAビジネスカード(First Card) ・ANAコーポレートカード(Business Card) ・ANAデジタルカード(Digital Card) |
年会費 | ・一般カード:$50 ・プラチナ:$150 ・グローバルウォレット:$45 |
・ビジネス:$150 ・コーポレート:$95 ・デジタル:$70 |
マイル獲得率 | ・JAL便:3マイル/$1 ・その他:1マイル/$1 ・ボーナスマイル:最大10,000マイル(入会特典) |
・ANA便:2マイル/$1 ・その他:1マイル/$1 ・ボーナスマイル:最大5,000マイル(入会特典) |
空港特典 | ・手荷物2個無料(国際線) ・優先チェックイン ・サクララウンジ割引利用 ・JAL ABC割引 |
・手荷物1個無料(国際線) ・優先チェックイン ・ANA loungeへの割引アクセス ・セキュリティレーン優先通過(一部空港) |
フライト特典 | ・国内線割引(特定路線) ・国際線割引(JALグループ便) ・JGC加入ポイント優遇 ・特典航空券の事前予約 |
・国内線アップグレード優待 ・国際線割引(季節限定) ・マイル有効期限の延長 ・特典航空券の優先予約 |
保険特典 | ・海外旅行保険(最大$1,000,000) ・手荷物遅延保険($500まで) ・フライト遅延保険 ・レンタカー保険 |
・海外旅行保険(最大$500,000) ・手荷物遅延保険($300まで) ・キャンセル保険 ・レンタカー保険 |
特徴的な特典 | ・JMB WAONポイント交換 ・JALグローバルクラブ優遇 ・oneworld特典 ・日本国内でのJALカードとの連携 ・アメリカ国内提携航空会社特典 |
・ANA SKY コインの獲得 ・ANA Global Service ・スターアライアンス特典 ・マイル口座の一元管理 ・アメリカ国内線への交換可能 |
提携特典 | ・Avisレンタカー割引25% ・国際ホテルチェーン優待 ・空港ラウンジ優待 ・日本のJALカード特典との連携 |
・Hertzレンタカー割引15% ・ホテルパートナー割引(最大30%) ・空港送迎サービス割引 ・日本のANAカード特典との連携 |
申込条件 | ・米国在住者 ・有効なSSNまたはITIN ・年収$40,000以上 ・クレジットスコア670以上推奨 |
・米国在住者 ・有効なSSNまたはITIN ・年収$45,000以上 ・クレジットスコア680以上推奨 |
メリット | ・oneworld加盟店で使える ・マイル獲得率が高い ・保険内容が充実 ・グローバルでの利用に強い |
・スターアライアンス加盟店で使える ・マイル有効期限が長い ・ビジネス利用に強い ・国内線特典が充実 |
デメリット | ・最低年収要件が厳しい ・一部特典の日本国内利用制限 ・為替レートの変動影響 ・プラチナカードの年会費が高い |
・年会費がやや高め ・入会ボーナスが少なめ ・ラウンジ利用が有料 ・一般カードの特典が限定的 |
※情報は2024年11月時点のものです。
※特典内容は予告なく変更される場合があります。
※実際の特典や条件は、カード発行会社の最新の規約をご確認ください。
※特典内容は2024年11月時点のものです。
※両カードとも、アメリカ在住の日本人駐在員やビジネスパーソンに特化した設計となっています。
※詳細な特典内容や条件は、各カード発行会社の最新の規約をご確認ください。
これらのカードの主な特徴は、以下となります。
1. 日米間の渡航が多い方向けの特典設計
2. 日本の航空会社のマイル制度との連携
3. 米国在住者向けの保険サービス
4. 日本語でのカスタマーサポート
5. 日米両国でのサービス提供
注目すべき点として、両カードとも日本帰国時の特典が充実しており、長期駐在者や永住者の日本帰国時に特に便利な設計となっています。
その他には銀行系のカードもいくつかあります。
銀行取引と一体化したクレジットカード
JPモルガン・チェース銀行では、企業口座との関連で駐在員向けの総合的な金融サービスを提供しています。
給与振込口座を開設すると同時に、Sapphire PreferredやFreedom Flexなどの優良カードの発行も検討されます。
特に注目すべきは、2024年から導入された「エグゼクティブ・バンキング・プログラム」です。
このプログラムでは、通常必要なクレジットスコアの要件が緩和され、高額な与信枠が設定されやすくなっています。
シティバンクの駐在員特別プログラム
シティバンクは、長年にわたり日系企業の駐在員向けサービスを提供してきました。
特に、「シティゴールド」口座保有者向けのプレミアムカードプログラムは、渡米直後からハイエンドなクレジットカードの利用を可能にします。
2024年からは、プライオリティパスやグローバル・エントリーの年会費優遇も始まり、出張や家族旅行での利便性が大幅に向上しています。
WalletHubの分析によると、駐在員家族の生活パターンに最も適したクレジットカードの組み合わせが見えてきています。
例えば、Chase Sapphire Reserveは年会費が550ドルと高額ですが、空港ラウンジの利用や手厚い旅行保険が付帯し、日本への一時帰国や出張で十分に元を取れる設計となっています。
Store Credit Cardの戦略的活用
アメリカの大手小売店が発行するクレジットカードも、賢く活用する価値があります。
Whole Foods MarketやTargetのカードは、審査が比較的緩やかで、クレジットヒストリーの構築に効果的です。
特にAmazon Prime Rewards Visaカードは、Whole Foodsでの5%キャッシュバックに加え、日本からの輸入品の購入でも高還元率を実現できます。
さあ、ここまではアメリカのクレジットカードの入門編でした。ここからは、クレジットヒストリーが構築された後、全領域のカードでおすすめのものを解説していきます。
以下一覧がそのまとめとなります。
おすすめクレジットカード・ランキング15選 特典比較
順位 | カード名 | 年会費 | 入会ボーナス | ポイント還元特典 | 年間クレジット特典 | 空港・移動特典 | ホテル特典 | その他の価値ある特典 | おすすめユーザー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Amex Platinum Card | $695 | 80,000ポイント ($6,000/6ヶ月利用) |
・航空券5倍 ・ホテル5倍 ・その他1倍 |
・Uber $200 ・航空付帯費用 $200 ・Saks $100 ・Entertainment $240 |
・Centurionラウンジ ・Priority Pass ・Delta Sky Club ・CLEAR $189 |
・FHR $100特典 ・Hiltonゴールド ・Marriottゴールド ・$200ホテルクレジット |
・コンシェルジュ ・Equinox $300 ・Walmart+ ・各種保険 |
総合力No.1! 特に頻繁に出張する方 |
2位 | Chase Sapphire Reserve | $550 | 60,000ポイント ($4,000/3ヶ月利用) |
・旅行10倍 ・飲食3倍 ・その他1倍 |
・旅行クレジット $300 ・DoorDash $5/月 ・Instacart $15/月 |
・Priority Pass ・TSA PreCheck ・空港レストラン利用可 ・Lyft Pink |
・Luxury Collection ・朝食特典 ・アップグレード優先 ・レイトチェックアウト |
・プライマリー保険 ・トリップ保護 ・VIPイベント ・レストラン優先予約 |
高級旅行を楽しむ 富裕層向け |
3位 | Capital One Venture X | $395 | 75,000マイル ($4,000/3ヶ月利用) |
・Travel Portal 10倍 ・ホテル5倍 ・その他2倍 |
・旅行クレジット $300 ・ボーナス 10,000マイル ・追加カード無料 |
・Capital Oneラウンジ ・Priority Pass ・Plaza Premium ・TSA PreCheck |
・Premier Collection ・$100施設クレジット ・朝食特典 ・アップグレード可 |
・Hertzプレジデント ・各種旅行保険 ・携行品保険 ・予約保護 |
コスパ重視の上級者 向け |
4位 | Amex Business Platinum | $695 | 120,000ポイント ($15,000/3ヶ月利用) |
・航空券5倍 ・$5,000以上1.5倍 ・その他1倍 |
・Dell $400 ・航空 $200 ・Indeed $360 ・Wireless $120 |
・Centurionラウンジ ・Priority Pass ・Delta Sky Club ・CLEAR |
・FHR特典 ・Marriottゴールド ・Hiltonゴールド ・ホテル割引 |
・Adobe $150 ・WeWork特典 ・ビジネス保険 ・コンシェルジュ |
大規模な経費決済が ある企業向け |
5位 | Marriott Bonvoy Brilliant | $650 | 95,000ポイント ($5,000/3ヶ月利用) |
・Marriott 6倍 ・航空3倍 ・レストラン3倍 ・その他2倍 |
・Marriott $300 ・Free Night Award ・Priority Pass |
・TSA PreCheck ・空港ラウンジ ・優先チェックイン ・手荷物優先 |
・プラチナエリート ・$100クレジット ・アップグレード保証 ・レイトチェックアウト |
・エリートナイト25泊 ・専用予約ライン ・旅行保険 ・イベント優待 |
マリオットグループ 常連向け |
6位 | Delta Reserve Card | $550 | 90,000マイル ($6,000/6ヶ月利用) |
・Delta購入3倍 ・直接予約2倍 ・その他1倍 |
・同伴者券年1回 ・手荷物無料 ・$100 TSA PreCheck |
・Delta Sky Club ・Centurionラウンジ ・優先搭乗 ・アップグレード優先 |
・ホテル予約割引 ・デルタバケーション ・宿泊保険 |
・マイル譲渡無料 ・Status Boost ・MQD免除 ・イベント優待 |
デルタ航空愛用者 向け |
7位 | Amex Gold Card | $375 | 60,000ポイント ($4,000/6ヶ月利用) |
・レストラン4倍 ・スーパー4倍 ・航空3倍 |
・Uber $120 ・Dining $120 ・Rewards Dining |
・手荷物保険 ・航空券割引 ・レンタカー優待 |
・Hotel Collection ・$100クレジット ・2泊以上特典 |
・購入保護 ・イベントチケット ・返品保護 ・旅行保険 |
レストラン利用が 多い方向け |
8位 | Chase Ink Business Preferred | $95 | 100,000ポイント ($15,000/3ヶ月利用) |
・出張3倍 ・広告3倍 ・配送3倍 |
・携帯電話保険 ・年間還元上限15万P |
・トリップ保険 ・手荷物遅延保険 ・緊急サポート |
・Chase Travel割引 ・ホテル優待 ・予約保護 |
・従業員カード無料 ・購入保護 ・詐欺保護 ・ビジネス特典 |
バランスの取れた ビジネスカード |
9位 | United Club Infinite | $525 | 80,000マイル ($5,000/3ヶ月利用) |
・United 4倍 ・旅行2倍 ・その他1倍 |
・United Club会員権 ・手荷物2個無料 ・TSA PreCheck |
・優先チェックイン ・優先搭乗 ・アップグレード優先 ・ラウンジ利用 |
・IHGプラチナ ・Luxury Hotel特典 ・ホテル割引 |
・Hertz優待 ・旅行保険 ・マイル失効なし ・イベント優待 |
United航空利用の 多い方向け |
10位 | Hilton Honors Aspire | $450 | 150,000ポイント ($4,000/3ヶ月利用) |
・Hilton 14倍 ・レストラン7倍 ・航空7倍 |
・リゾート $250 ・航空 $250 ・Free Night Award |
・Priority Pass ・TSA PreCheck ・空港送迎割引 |
・ダイヤモンド会員 ・朝食無料 ・アップグレード ・$100クレジット |
・ShopRunner ・ゴルフ特典 ・コンサート優待 ・保険パッケージ |
ヒルトン系ホテル 愛用者向け |
11位 | Capital One Spark Cash Plus | $150 | $1,000キャッシュ ($8,000/3ヶ月利用) |
・全購入2% ・年間支出ボーナス |
・年間$200ボーナス ・支出連動ボーナス |
・Spring経費管理 ・出張管理ツール ・レポート作成 |
・Capital Travel ・ホテル予約割引 ・キャンセル保護 |
・従業員カード無料 ・購入保護 ・延長保証 ・経費管理 |
コスパ重視の ビジネス向け |
12位 | Citi Premier Card | $95 | 60,000ポイント ($4,000/3ヶ月利用) |
・航空3倍 ・ホテル3倍 ・レストラン3倍 |
・ホテル $100 ・年間特典 |
・World Elite特典 ・レンタカー保険 ・トリップ保護 |
・Hotels.com割引 ・予約保護 ・特別レート |
・ShopRunner ・Mastercard特典 ・コンサート優待 ・購入保護 |
バランス重視の 管理職向け |
13位 | Amazon Prime Rewards Visa | $0* | $150ギフトカード (即時付与) |
・Amazon 5% ・Whole Foods 5% ・飲食2% |
・Prime会員特典 ・限定セール参加 |
・手荷物保険 ・レンタカー保険 ・旅行保険 |
・Amazon Travel ・ホテル予約特典 |
・購入保護 ・延長保証 ・0%金利特典 ・返品保護 |
Amazon/Whole Foods 多用者向け |
14位 | Amex Blue Business Plus | $0 | 15,000ポイント ($3,000/3ヶ月利用) |
・全購入2倍 ・上限$50,000 |
・経費管理ツール ・支払い柔軟性 |
・手荷物保険 ・出張管理 ・レンタカー保険 |
・Amex Travel ・ホテル割引 ・予約保護 |
・購入保護 ・従業員カード ・経費分析 ・延長保証 |
年会費0の スタートアップ向け |
15位 | Chase Freedom Unlimited | $0 | $200キャッシュ ($500/3ヶ月利用) |
・旅行5% ・飲食3% ・薬局3% |
・Cash Back特典 ・ショッピング保護 |
・旅行保険 ・手荷物保険 ・レンタカー保険 |
・Chase Travel ・ホテル予約割引 ・特別レート |
・購入保護 ・延長保証 ・詐欺保護 ・返品保護 |
初めての 米国カード向け |
カードの名称をクリックすると、そのままカード申込サイトへ遷移することができます。
リファラルオファーによるボーナスポイントがついており、当該カードが出てこない場合、遷移先のサイトで該当カードに飛んでいただくと、ボーナスポイントが適用となります。
※情報は2024年12月時点のものです。
※特典内容は予告なく変更される場合があります。
※*Amazon Prime Rewards Visaは年会費$0ですが、Amazon Primeメンバーシップ(年間$139)が必要です。
※各特典の詳細な条件は、カード発行会社の最新の規約をご確認ください。
また、旅行に多く行かれる、出張先で多く車を運転される方は、レンタカー保険が付帯したカードが必要という方も多いかと思います。
以下はレンタカー保険付帯のクレジットカードの比較表となります。
レンタカー保険付帯カード比較
順位 | カード名 | 年会費 | 入会ボーナス (条件) |
保険の種類 | カバー範囲 | カバー額上限 | 保険期間 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Chase Sapphire Reserve | $550 | 60,000ポイント ($4,000/3ヶ月) |
プライマリー補償 | ・車両損害 ・盗難 ・人身傷害 ・対物賠償 ・けん引費用 |
・車両損害:$75,000まで ・人身傷害:$1,000,000まで ・対物賠償:$1,000,000まで |
31日間まで | ・国内外で適用 ・高級車も補償 |
2位 | Amex Platinum Card | $695 | 80,000ポイント ($6,000/6ヶ月) |
セカンダリー補償 (Premium Car Rental Protection加入で プライマリー可) |
・車両損害 ・盗難 ・人身傷害 ・個人賠償 |
・車両損害:$85,000まで ・人身傷害:$500,000まで ・個人賠償:$1,000,000まで |
30日間まで | ・有料アップグレード可能 ・高級車制限あり |
5位 | United Club Infinite | $525 | 80,000マイル ($5,000/3ヶ月) |
プライマリー補償 | ・車両損害 ・盗難 ・人身傷害 ・対物賠償 |
・車両損害:$75,000まで ・人身傷害:$750,000まで ・対物賠償:$750,000まで |
15日間まで | ・United予約で優遇 ・国際線利用時優遇 |
6位 | Amex Business Platinum | $695 | 120,000ポイント ($15,000/3ヶ月) |
セカンダリー補償 | ・車両損害 ・盗難 ・人身傷害 ・対物賠償 |
・車両損害:$85,000まで ・人身傷害:$500,000まで ・対物賠償:$1,000,000まで |
30日間まで | ・ビジネス利用限定 ・高級車制限あり |
7位 | Marriott Bonvoy Brilliant | $650 | 95,000ポイント ($5,000/3ヶ月) |
セカンダリー補償 | ・車両損害 ・盗難 ・対物賠償 |
・車両損害:$50,000まで ・対物賠償:$500,000まで |
30日間まで | ・Marriott予約で優遇 ・一般車両のみ |
8位 | Capital One Spark Cash Plus | $150 | $1,000キャッシュ ($8,000/3ヶ月) |
プライマリー補償 | ・車両損害 ・盗難 ・対物賠償 |
・車両損害:$50,000まで ・対物賠償:$500,000まで |
15日間まで | ・ビジネス利用も可 ・一般車両のみ |
※情報は2024年11月時点のものです。
※補償内容は国や地域、レンタカー会社によって異なる場合があります。
※実際の補償適用にはカード会社の規約確認が必要です。
また、保険付帯のカードを使用する際は、以下の点にも注意が必要です。
クレジットカード付帯のレンタカー保険に関して、重要な注意点
1. プライマリー補償とセカンダリー補償の違い:
– プライマリー:個人の自動車保険を使用せずに、直接カード付帯の保険で補償
– セカンダリー:個人の自動車保険を優先使用し、不足分をカード付帯保険で補償
2. 一般的な補償対象外:
– 高級車(一部カードを除く)
– バン、トラック
– オートバイ
– アンティークカー
– オフロード車両
3. 補償を受けるための条件:
– カード決済で車両レンタル料金を全額支払う
– 運転者がカード会員である
– レンタル会社の補償を辞退する
– レンタル契約書の条件を遵守する
4. 国別の注意点:
– オーストラリア、イタリア、ニュージーランドでは適用されない場合がある
– アイルランド、イスラエル、ジャマイカでは必ずレンタル会社の保険が必要
– メキシコでは現地の法律により補償が制限される
このように、カードによって補償内容や条件が大きく異なるため、レンタカー利用前に詳細を確認することが推奨されます。
クレジットスコアを構成する5大要素と注意点
クレジットスコアは、アメリカでの生活の質を大きく左右する重要な指標です。FICOスコアと呼ばれる主要な信用スコアは、以下の5つの要素で構成されています。それぞれの要素について、スコアを上げる行動と下げる行動を詳しく解説します。
構成要素 | 比重 | スコアを上げる行動 | スコアを下げる行動 | 重要な注意点 |
---|---|---|---|---|
1. 支払い履歴 (Payment History) |
35% | ・期日内の確実な支払い ・自動引き落とし設定 ・最低支払額以上の支払い ・長期的な良好な支払い記録 |
・支払い遅延 ・延滞 ・債務不履行 ・破産申請 |
・30日以上の遅延は7年間記録に残る ・破産は10年間記録に残る ・1回の遅延でも大きく影響 |
2. 負債比率 (Credit Utilization) |
30% | ・利用額を限度額の30%以下に維持 ・複数カードの分散利用 ・限度額の引き上げ申請 ・高額利用後の早期返済 |
・限度額に近い利用 ・複数カードの高額利用 ・リボ払いの常用 ・限度額超過 |
・毎月の請求書の締め日の利用率が重要 ・即時返済でも月末残高が報告される ・理想的な利用率は10%以下 |
3. 信用履歴の長さ (Length of History) |
15% | ・古いカードの継続利用 ・定期的な少額利用 ・最古のカードの維持 ・平均保有期間の長期化 |
・古いカードの解約 ・新規カードの頻繁な開設 ・長期未使用 ・カード会社による利用停止 |
・最古のカードは絶対に解約しない ・年1回以上の利用が推奨 ・平均保有期間5年以上が理想的 |
4. 新規クレジット (New Credit) |
10% | ・新規申込みは年1-2回まで ・計画的な申込み ・事前審査の活用 ・適切な間隔での申込み |
・短期間での複数申込み ・クレジット審査の頻発 ・不適切な時期の申込み ・審査落ちの繰り返し |
・ハードプル(本審査)は2年間記録に残る ・同時期の住宅ローン審査はカウント1回 ・申込みは最低6ヶ月間隔を推奨 |
5. クレジットの種類 (Credit Mix) |
10% | ・複数種類のクレジット保有 ・住宅ローンの追加 ・自動車ローンの利用 ・学生ローンの適切な返済 |
・単一種類のクレジットのみ ・高リスクローンの多用 ・ペイデイローンの利用 ・担保ローンの未返済 |
・リボルビング(カード)と分割払い(ローン)のバランス ・無理なローン契約は逆効果 ・返済能力に応じた計画が重要 |
以下の行動には気をつけていく必要があります。
特に注意が必要なスコアを下げる行動
1. 重大な信用破壊行為:
– 破産申請(Chapter 7/13)
– 債務整理
– 税金の未払い
– 給与差し押さえ
これらは7-10年間記録に残り、回復が非常に困難です。
2. 日常的な注意点:
– 複数カードの同時申し込み
– 限度額いっぱいまでの利用
– 最低支払額のみの支払い継続
– カードの解約と開設の繰り返し
– 公共料金の支払い遅延
3. 意外な落とし穴:
– レンタルカー保証金のための限度額確保
– 携帯電話契約時の信用審査
– アパート契約時の信用審査
– 就職時の身元審査
これらも信用スコアに影響を与える可能性があります。
クレジットスコアの回復には時間がかかりますが、一度構築された良好なスコアは、より有利な条件でのローン、より良い物件の賃貸、より好条件での雇用など、様々な面でメリットをもたらします。特に駐在員の方は、限られた滞在期間で効率的にスコアを構築する必要があるため、これらの要素を意識した計画的な行動が重要です。
クレジットスコアが向上するまでの期間
Credit Karmaのデータによると、クレジットスコアの向上には通常6-12ヶ月程度かかります。
緊急時の対応とセキュリティ
クレジットカードのセキュリティについても考えておきましょう。2024年現在、カード詐欺はますます巧妙化しています。
連邦取引委員会は、特に外国人をターゲットにした詐欺の増加を報告しています。
アメリカのクレジットカードは、不正利用時の補償が手厚い一方で、本人認証が日本ほど厳格でない場合があります
そのため、リアルタイムの利用通知設定(アメックスやチェースのモバイルアプリでは可能で、筆者もこれを必須にしています)や、ApplePayやGoogle Payなどのデジタルウォレットの活用も、セキュリティ強化に効果的と言えるでしょう。また、レストランでの支払いなど、カードが視界から離れる場面では、これらのタッチ決済の利用が近年は推奨されています。
法人カードと個人カードの使い分け
なお、あまり知られていないケースとして、個人でも法人カードを持つことができます。
通常、法人と個人は切り離されて考えられており、法人のクレジット残高などは個人にインパクトがないとされていますが、ケースによってはインパクトがある場合もあり、注意が必要です。
特にビジネスアカウントにおいて、入会ボーナスなどの特典が大きいアメリカン・エキスプレス・コーポレートカードは、個人のクレジットヒストリー構築には寄与しないケースが多いと言われており、個人事業主の方が多く利用しているカードの一つです。
いずれにせよ、個人と法人、それぞれで戦略的なカードの使い分けが重要になってきます。
クレジットカードと税務申告
内国歳入庁(IRS)の規定では、クレジットカードの利用履歴は、経費精算や確定申告の際の重要な証憑となります。
特に、駐在員が確定申告を行う際、クレジットカードの利用明細は、生活費の実態を証明する重要な書類となります。
帰任時の対応
日本への帰任が決まった際の対応も重要です。TransUnionによると、アメリカでのクレジットヒストリーは、将来的な再渡米や他国への転勤時に有利に働く可能性があります。
そのため、完全な解約ではなく、年会費無料カードへのダウングレードを検討するのも一つの選択肢です。
おわりに
アメリカでのクレジットカード活用は、単なる決済手段以上の戦略的な意味を持ちます。
特に駐在員の場合、赴任期間中の利便性向上だけでなく、将来的なグローバルでの金融活動の基盤づくりとしても重要です。
各種カードの特性を理解し、自身の生活パターンに合わせた最適な組み合わせを見つけることで、より効率的で快適なアメリカ生活を実現することができます。
記事をお読みいいただき、ありがとうございました。
当社Reinvent NY Incでは、2019年よりアメリカ進出・移住される個人様、企業様、駐在員様のご支援を続け、ニューヨーク不動産仲介のあらゆる側面をサポートする総合的なサービスを提供しています。
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