皆さん、こんにちは。
当社サイトにご訪問をいただき、また世界中の不動産の中からニューヨーク不動産にご関心をいただき、ありがとうございます。
本記事では、【2024年版】ニューヨークの人気住宅地完全ガイド。駐在員・留学生に人気のエリアと特徴、というテーマについて記事を執筆させていただきます。
はじめに
ニューヨークへの移住を考えるとき、最も悩むのが住む場所の選択です。
特に日本人にとって、治安や通勤・通学の利便性、日本食材の入手のしやすさなど、考慮すべき点は多岐にわたります。
本ガイドでは、2024年現在の最新情報をもとに、日本人に人気のエリアを詳しく解説していきます。
1. アッパーイーストサイド:オールドアメリカコミュニティの中心地
マンハッタンの東側、セントラルパークに面したアッパーイーストサイド。
特に、72丁目から86丁目周辺は日本の方にも人気が多いエリアとなります。
実際の生活コストを見てみましょう。
2ベッドルームのアパートメントの家賃は平均して月額4,500〜6,000ドル。
一見高額ですが、充実した生活インフラを考えると、多くの日本人家族が選択する理由がわかります。
日本食スーパー「サンライズマート」や「カイメイ」があり、日本の食材の調達も容易です。また、日本人学校へのアクセスの良さも、このエリアを選ぶ大きな理由となっています。
治安面でも安心です。
NYPDの統計によると、このエリアは市内で最も犯罪発生率の低い地域の一つとなっています。24時間営業のデリや薬局も多く、夜間の帰宅時も比較的安全に過ごせます。
2. アッパーウエストサイド:教育環境重視の家族向けエリア
セントラルパーク西側に位置するアッパーウエストサイドは、特に教育環境を重視する家族に人気です。
ニューヨーク市教育局の評価によると、PS87やPS334など、このエリアの公立学校は市内でもトップクラスの学力水準を誇ります。
このエリアの特徴は、歴史的な建造物と現代的な施設が調和している点です。
ブラウンストーンと呼ばれる歴史的な建物が並ぶ一方で、Whole Foods MarketやTrader Joe’sといった現代的なスーパーマーケットも充実しています。
家賃はアッパーイーストサイドと同程度ですが、部屋の広さは一般的に10〜15%ほど広くなります。
3. ミッドタウン:利便性を重視する単身者・カップル向け
グランドセントラル駅周辺からタイムズスクエア付近にかけてのミッドタウンエリアは、特に日本企業の駐在員の方や留学生に人気です。
MTAの路線図を見れば一目瞭然ですが、あらゆる地下鉄路線へのアクセスが良く、通勤・通学の利便性は市内随一です。
2024年の家賃相場は、ワンベッドルームで月額3,500〜4,500ドル程度。
一見高めに感じますが、通勤時間の短縮や移動の容易さを考えると、多くの単身者が選択する理由が分かります。
また、日本食レストラン情報サイトによると、このエリアには100軒以上の日本食レストランが集中しており、食事面での不便さもありません。
4. ブルックリンハイツ:マンハッタンの喧騒を離れた新興エリア
近年、特に注目を集めているのがブルックリンハイツです。StreetEasyの統計によると、2024年の居住者数は前年比で30%増加しています。
マンハッタンまで地下鉄で15分という好立地ながら、家賃はマンハッタンより20-30%程度安価です。
このエリアの最大の魅力は、落ち着いた住環境です。
プロムナードと呼ばれる遊歩道からはマンハッタンの絶景が楽しめ、週末の散歩コースとして人気です。
教育環境も充実しており、特にブルックリン・フレンズ・スクールなどのプライベートスクールは、国際色豊かな環境で知られています。
5. パークスロープ:ファミリー向けの穴場エリア
ブルックリンの中でも特に治安の良いパークスロープは、子育て世代に選ばれています。
プロスペクトパークに隣接するこのエリアは、Time Out New Yorkが「ニューヨークで最も住みやすい地区」の一つに選出しました。
スーパーマーケットや公園、図書館などの生活インフラが充実しており、車がなくても快適に生活できます。
2024年の家賃相場は、2ベッドルームで3,500〜4,500ドル程度。
マンハッタンと比べると、同じ予算でより広い居住スペースが確保できます。
また、近年は日本食材を扱う店舗も増加中で、生活の利便性も向上しています。
6. ロングアイランドシティ:コスパ重視の賢い選択
クイーンズの玄関口、ロングアイランドシティは、この2年で最も急成長している注目エリアです。
マンハッタンまでわずか1駅という利便性と、比較的手頃な家賃が魅力です。
LICパートナーシップによると、2024年には新たに15棟の高層マンションが完成し、さらに住環境が充実しています。
このエリアの特徴は、新築・築浅物件が多いことです。
最新の設備を備えたマンションが、マンハッタンより20-30%安い家賃で借りられます。
例えば、マンハッタンビューの1ベッドルームで月額2,800〜3,500ドル程度。
建物内にはジム、ラウンジ、屋上テラスなどの充実した共用施設があるのが一般的です。
7. 各エリアの通勤・通学時間比較
実際の通勤・通学時間を、ミッドタウン(グランドセントラル駅)まで電車利用した場合で比較してみましょう:
・アッパーイーストサイド:約15-20分
・アッパーウエストサイド:約20-25分
・ブルックリンハイツ:約15分
・パークスロープ:約30分
・ロングアイランドシティ:約10分
8. 医療機関へのアクセス
医療面での安心も重要なポイントです。
NYCヘルスによると、特にアッパーイーストサイドには日本語対応可能な医療機関が集中しています。
代表的な施設には、ニューヨーク長老教会医療センターや、マウントサイナイ病院があり、いずれも高度な医療サービスを提供しています。
9. 子育て環境の比較
NYC教育局の学校検索システムを使うと、各エリアの学校情報が詳しく分かります。
特に注目すべきは以下のポイントです:
アッパーイーストサイドとアッパーウエストサイドの公立学校は、全米でもトップクラスの学力水準を維持しています。’
ブルックリンエリアでは、特にブルックリンハイツの私立学校が人気です。
また、パークスロープの公立学校も近年評価を高めており、特にSTEM(科学技術)教育に力を入れています。
10. ライフスタイル別おすすめエリア
駐在員ご家族の場合、マンハッタンであればアッパーイーストサイド・アッパーウエストサイドが一つの最適解となることが多いでしょう。ロングアイランドシティもやや移動の不便さはあるものの人気エリアです。
日本人教育機関情報サイトによると、日本人学校へのアクセスの良さに加え、現地校と日本語補習校の両立もしやすい環境です。また、日本人コミュニティのサポートも得やすく、奥様の現地生活も比較的スムーズにスタートできます。
一方、単身赴任や留学生の場合は、ミッドタウンやダウンタウンがおすすめです。
タイムアウトNYのグルメ情報によると、この両エリアは深夜まで営業する飲食店も多く、仕事や学業で遅くなっても食事に困ることはありません。
11. シーズン別の街の表情
ニューヨークの住環境は、季節によっても大きく変わります。
アッパーウエストサイドは、セントラルパークに面していることから、春の桜や秋の紅葉を日常的に楽しめます。
一方、ブルックリンハイツやパークスロープは、夏場でもマンハッタンより2-3度ほど気温が低く、より快適に過ごせると言われています。
12. 今後の発展が期待されるエリア
NYCの都市開発計画によると、2025年以降、特にクイーンズ地区の開発が本格化します。
中でもロングアイランドシティに隣接するアストリアは、新しい文化施設や商業施設の建設が予定されており、将来の値上がりが期待できるエリアとして注目されています。
コロナ後に、あのロバートデニーロさんが大きくアストリアに投資されていることも話題になりました。
最後に:エリア選びのアドバイス
実際の居住先を決める前に、ぜひ候補となるエリアを平日・休日の異なる時間帯に訪れてみることをお勧めします。
たとえば、通勤ラッシュ時の地下鉄の混雑具合や、夜間の街の雰囲気は、実際に体験してみないとわからないものです。
一時的な滞在であっても、その地域のコミュニティに積極的に関わることで、より充実した生活を送ることができます。
また、多くのエリアで、地域のイベントやコミュニティ活動が活発に行われています。
Meetupなどのコミュニティサイトを活用すれば、日本人同士のつながりも作りやすいでしょう。
ニューヨークでの生活は、選んだエリアによって全く異なる体験となります。
しかし、どのエリアにも独自の魅力があり、そこでしか味わえない特別な経験が待っています。
自分のライフスタイルや優先順位を明確にし、じっくりと比較検討することで、必ず理想の住環境が見つかるはずです。
記事をお読みいいただき、ありがとうございました。
100年前も現在も、そして100年後も世界の中心であり続けるニューヨーク。そんなニューヨークでの不動産は大きな価値をもたらす可能性があること、ご理解いただけたかと存じます。
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